今日で学校は終わり、夏休みに入る。
昼で学校が終わったから、仕事のある保護者は子供を迎えに行けない。
私は休みを取っていたから、いつも娘を家まで送ってくれるお母さんの娘を我が家に連れて帰り、マカロニチーズをランチに作り、夕方まで預かった。

娘と小学校からずっと一緒のサマンサが、今日あった出来事を話してくれた。
小学校から問題児だった女子が今日もまた、男子に太っていると言われたという話。
太っていると言われる事が嫌で、最近はいつもハイスクールの食堂で食べていたフライドポテトとピザを食べず、ジュース4本を飲むという。
私は思わず「何て?」と聞いた。
ファンタオレンジ4本だけをランチにしているという。

理解に苦しいのは、我が娘が太っていると気にしていて、何故に簡単なヘルシーランチを保護者は持たせてやれないのかと思う事であるが、考えてみたら12歳だから野菜サンドイッチも自分で作れるはずである。
多分、我が娘がランチタイムに何を買って食べているかは知らないのだろうし、水も水筒に持って行かないのは本人次第。
イギリス子供にたまに見る、ジュースしか飲めない子なのかも知れない。

夕飯が冷凍ピザがメインの家庭であるから、12歳の子供が意思を強く持ち、ヘルシーな食事を自分で作るというのは難しい、または材料が家になく、保護者も協力しないのかも知れないが、ジュース4本に私は思わず「飲み過ぎやで…」と言った。
娘も「やろ?」と言った。
水分だからカロリーが無いと思っているのだと思う。

つくづく家庭環境は子供にとって公平、不公平であり、しかし誰が助けてやれるわけもなく、食に対する意識と無知は国民意識から変えねば無理で、しかし国民が変わりたいとは思っていない絶望しか私には見えない。
ビーガン人口も多い中、極端に糖質を摂る子供がいる。

精神科医の友人はいつも、問題児の食事は過度の糖質摂取が原因とも言われる程、バランスのまるで無い食事を摂取しているのが私の体感だという。
ファンタオレンジは私も好きである。
しかし毎日4本はアカン。
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