亡くなったおじいちゃんは
亭主関白で頑固でわがまま
友達といるところなんか
ほとんど見たことがなかった。
だからこそ
おばあちゃんが亡くなった後
施設に入ることになった時
一人ぼっちで
寂しい思いをしてるだろうと思っていた。
葬式の日
おじいちゃんは、亡くなる数カ月前まで
将棋をやったり
カラオケを歌ったりと
施設では楽しく過ごしていた
と、親戚から聞いて
すごく意外だったのと
おじいちゃんが
少しでも楽しく
過ごせていたんだ
と感じてちょっと安心しました。
93歳にして
いわゆるボケなどは一切なく
亡くなる直前まで
施設の人に文句を言っていたそうです笑
おじいちゃんらしい
葬儀では
私の父が喪主を務めると聞いて
体は大丈夫かと心配していました。
足を引きずりながら
骨壷を持って歩けないほど
辛そうにしていた父ですが
「じぃちゃんのより
息子のオレの方が白髪だらけだなぁ〜」
なんて笑って言って
気丈に振る舞いながらも
自分のお父さんを
ちゃんと見送っていました。
私と一緒に参列した次男君は
初めてのお葬式で
「なんで
おおじぃじは箱に入ってるの?」
「なんで、冷たいの?」
と質問攻め。
さらに葬儀場で
何回も泣いてしまいました。
理由は
おじいちゃんが死んじゃってかわいそう。
動かないとはいえ
さっきまで目の前にいたおじいちゃんが
焼かれて
骨になってしまったことがショックで
かわいそう。かわいそう
と号泣していました。
5歳児が死を理解することは
難しい。
おじいちゃんの死で
たくさんのことを感じたと思うし、
何か言われたら
次男君の気持ちに
ゆっくり寄り添っていこうと思います。
一方的に
私の悲しい気持ちを書いてしまって
すいません。
胸に穴が空いてしまったようで
何もやる気が起きないですが
実家からの帰り道
大きな虹が見えました
前を向いて歩こう。