朝、登校時にはまだ街燈がともっていて、夕方、お稽古に子供たちを連れてくときにはもう空が暗くなっていたのが当たり前の光景でした。

でも、今は朝、鳥の鳴き声やカーテンの隙間から差し込む日のひかりで目覚め、夕方もお稽古に送って行った後も明るい空に、身体が軽くなったような感じ。

それだけでも、気持ちも身体も元気になり、やる気が出てくるというのも・・我ながらなんて単純なんだ!!と思うけど、そういう当たり前のことを喜べる自分でもありたいと思っています。

 

我が家の4羽になったカナリアは巣作りをはじめました!!!



オスがメスをメッチャクチャ追いかけているのを目撃したときには、面白くて目が離せなかった(笑)

カナリアを飼い始めて、もう4・5年になるのですが、初めての巣作りです。

これまでに、死んでしまったり、逃げて行ったカナリアもいるので、入れかわっていますが・・・

 

そして!!!たまご発見!!



籠の中の奥の方にグレーっぽいものが見えますよね?

卵です!!!

実はこれまで何年も卵を産まなかったのは・・・お店の方が渡してくれたカナリアが二羽ともオスだったから・・・・お店の方でさえも見分け方が難しいのですね。

今回は、カナリアの専門家?の方にお願いをして、我が家に迎え入れました。

そしたら、あっという間に卵が!!!

5個くらい産むそうで、今は、鳥かごを2つに分け、それぞれがゆっくりと出来るような環境にしています。2週間後くらいには子供たちが産まれます!!

ドキドキしながら待っているところ。ただ、ONEKOが大興奮で(笑)、もう大変ですよ。いつもじ~~~~って見つめている。見つめられると、それまでにぎやかだったカナリアたちがピタッと動きを止めるのもすごい。

「もう、ONEKOダメでしょう。」とONEKOを移動させ、「あなたたち、もう大丈夫よ!!」とカナリアに普通に日本語で話しかけている様子をかれに目撃され、大笑いされました。

「いや~~多分、言葉分かっていないよ」

 

11日は彼と私のバースデーでした!!

またご報告しますが。

彼のオフィスでお祝いをしてもらいました。

カードとお花とチョコレートのギフト!!



カードにはこんな似顔絵が!!



こちらはボタンを押すと「ブラ、ブラ!!」と音がするサイレン?



オフィスの女性が彼にプレゼント。「ミーティングの時に使ってください!!これはダメだとか嬉しくないときには、このブザーを押してください!!あ、でも私とのミーティングの時には使わないでくださいね!!」(笑)

「うわ~~いいアイデアね!!私も家で使いたい!!彼に苦情があるときに使うわ!!」

「え?子供たちに使うんじゃないの?」と彼。

「やだ~~~子供たちは全く問題なし!!あなた専用とさせていただきます!!」なんて話していたら・・そのオフィスの女性が「あ!もう一個あった!!」と私にもプレゼントしてくれました。

二人で100歳を迎えました!!!

 

いつのように買い出しに行きました。大体10日に一回くらいの割で、重いものやかさばるものを買い出し、配達をしてもらいます。

受付で配達の手続きをしていると、「マダム、今日はかなり時間かかりますので、ご了承ください」と。

いつものように、カートに入れていくのですが、確かに普段はス~~っと進むのに、この日は渋滞状態。カートの方の人数も多く、いつもと様子が違います。

そしてパスタの棚だけが見事に空っぽでした。トイレットペーパーやティッシュの棚もかなり商品は減っていましたが、そう驚くほどのことではなかったのですが、なぜかパスタは空っぽ。

缶詰やレトルトは棚に一杯あるし、なぜ、この日はこんなに人が多いのか分かりませんでした。

配達専用のレジがあります。3レーンあるのですが、いつも1レーンだけお店の方がいます。たま~~に2レーンだったりするけど、初めて3レーン使っているのを見ました!!

ここに通って14年になりますが、初めての光景でした。

ちょっと見渡してみると、水やジュースなどをいっぱい入れている人や、クッキーなどが多い人、シリアルのボックスが沢山の人、人それぞれでした。

ただ、間違いなく、不安が増す中での買い物なので日持ちのするものが多かったです。

 

子供たちの一人の学校(3人とも違う学校なので)で、

保護者の方が感染されました。

学校からのメールには、保護者の方の名前、子供たちの名前、クラスが明記されていました。

日本での学校などの対応は分からないのですが・・・

明記したうえで、家族が体調不良を感じたときから子供たちは登校をしていないし、私たちの心は彼らとともにありますと。我が家の子供とは学年が違いますが、こうしてはっきりとわかることで、クラスの子供たちや保護者の方が意識をもって日々の体調をさらに管理するようになりますし、まずはこの保護者の方が早く回復をされることを祈るだけです。

周りでも休校の学校も出てきました。

先週の月曜日を境に、一気に状況が変わってきています。

お店やタクシーなど、今は普段の40%くらいの状況だとか。

中々予約の取れない三ツ星のレストランが、先週は2晩、

夜の営業をしなかったそうです。

 

毎日、世界中でコロナウィルスのニュースばかりで、さらにブログでもこの話ばかりだと・・どうなのだろう?と思いますが、例えば、握手やキスが禁止になったり、国によって対応すべきことや反応が違ったりするので・・・

書きました。

多分、フランスも週末に向けて、新たな規制や対策が出てくるのだと思います。

確かに不安は増えてきています。

 

でもできることをやる。

誰も責めない。

日々、こういう時だからこそ、穏やかに、小さな楽しいことを見つけて過ごせるようにしよう!!と心がけています。

 

 

と、ここまで木曜日の夕方に書き、いつのように東京のスタッフに送り、アップのお願いをしていたのですが・・・

追加させてください。

木曜日の夜、20時からマクロン大統領が国民に向けてメッセージを発するということで、テレビの前へ。

およそ30分にわたるメッセージでした。

私は全ての内容を理解できたのではないのですが、予想以上に強烈で、心臓がドキドキし、今、自分たちが置かれている状況に対してより意識が高まりました。

安心できる材料は何もありませんでした。

戦いのスタートだと。この戦いは数日後、数週間後、数か月後・・先が見えないのだと。

だから、je compte sur vous(ジュ コントゥ スール ヴ)直訳すると”あなたがたに期待します、頼りにしています”と言う意味。この言葉を何度も使っていました。

来週の月曜日からフランス全土すべての学校が休校となります。

70歳以上の方は外出しないようにと。勿論、人が集まることは避けなければなりません。

お互いに助け合ってください。

さらに印象的だったのが、何度も何度もお金の問題ではないのだと。今はフランスが一つになってこの状況を乗り切り、さらにはほかの国々とも手を取り合って乗り越えなければならないと。

企業は出来る限り自宅で仕事ができる環境を整えるように。給与の保証などもきちんとやると、まっすぐに国民に向けてメッセージをしました。

 今は、高齢者、持病のある方々を含めた弱い方々をしっかりと守っていかなければならない。そのためにもみなさんの協力が必要なのだと。

幸い、この国の医療は誰もが平等に、金銭的な負担を心配することなく受けることが出来ます。

それをこれからも継続できるようにしますと。

このコロナウィルスとの戦いによって、様々なことが大きく変わるだろうと言っていました。

そして最後に vive la Republique!! vive la France!!(ヴィーヴ ラ レピュブリック!! ヴィーヴ ラ フランス!!) 共和国 バンザイ!!フランス バンザイ!!といってメッセージは終わりました。

まとまりなくてごめんなさい。

でも、これまであまり危機感なく過ごしていた人たちも、この大統領のメッセージで、今、私たちが置かれている状況がいかに困難なものであるのか理解をし、意識を持つことが出来たと思うのです。

それほどまでに強く、まっすぐなメッセージだと思いました。

 

今、子供たちそれぞれの学校からメールが入ってきています。

息子は「学校に行かなかったら、勉強が進まず、もしかしたら留年をしてしまうかも」と心配をしていました。

「大丈夫よ、これから先生たちが家で出来ることを指示してくださるし、みんな行けないのだから・・。できることを家でしっかりやりましょう!!」

次女も頑張って練習して、春休みの水泳の合宿の選抜に入りました。

「ママ、スタージュ(合宿)に行けないの?」「4月の状況はまだ見えないけど、行けるように今は家でじっとしていようね」

長女は勉強もそうですが、お友達に会えないのがさみしくて何度も聞いてきます。「ねえ、5人くらいなら会っても大丈夫?」

 

さて・・・家で過ごす時間が増えます。

片付け、読書、映画鑑賞、凝った料理をするとか・・・

時間の使い方を考えよう。

 

本当は週末からセゾン ド エリコの発売に合わせて東京の予定でした・・・

家族のことも心配で、ちょっとでも行けたらと思っていましたが・・キャンセルしてよかったのだと今は思うようにしています。

そして実際に、フランスのこのような状況になり、子供たちのそばにいられるので・・・

 

それでは、また。