東日本大震災から9年が経ちました。

昨日は東松島の旧野蒜駅にある震災復興伝承館の2階からNHKのクローズアップ現代の生放送がありました。
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1階では翌日に国内外のアーティストに描かれた東京2020公式アートポスターの展示や、劣化が課題となっている世界から寄せられた千羽鶴を活用したアート作品のお披露目準備をされていた『東京五輪・パラリンピックのエンブレム』をデザインした野老朝雄さんにたまたまお会いして、直接作品の説明して頂きました。
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誰が撮影しても綺麗に見えるように、と考えられた千羽鶴アート。
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僕のガラケーでもご覧の通りです!
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そして3月11日。

今年も気仙沼に行きました。
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気仙沼在住のシンガーソングライター、熊谷育美ちゃんと町を回りました。
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今日はおだやかな海でした。
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まだまだあちこちで工事はしていますが、仮の店舗から移転したり、子供も楽しめるお店ができたり、くる度に新しい場所が増えて新・気仙沼ができてきました。
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そして皆さんが苦労しながらもできた自分の城で『こうなりたい、こうしていきたい』という希望を、『気仙沼発』というプライドを持って笑顔で話してくれました。
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被災地と言われる場所の人達はみんな少なからず心に傷を負っています。

ようやく話せるようになった人もいれば、まだ話せずにいる人もいます。

無理せず自分のタイミングで吐き出しながら、ちょっとずつでも前に進めたらいいし、あなたがもし傷ついたり、悩んでいるのなら東北の沿岸の町を旅して、お話してみて下さい。

何か得る物がきっとあると思います。

そしてロケで色々回っていると、ボランティアなどがきっかけでその町や人の良さを気に入って県外から移り住んでくれている人に会うことが結構多くて嬉しく思います。

9年で再会する子供達はだんだん大きくなっていきます。

あの地震、津波の怖さを知らない子供達も毎年増えていくことになるので、伝えていくことがこれからますます大事になってきます。

石巻の漁師さんの実体験を絵本にした『トミジの海』。
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YouTubeでは山寺宏一さんが読んでいる物も公開されているので見てみて下さい。

『マギー審司を宜しくお願いします』と、子供に声をかけられたので、さすが気仙沼、マギーさんの地元だなぁと思ったら甥っ子さんでした(笑)。

色んな復興の仕方があると思いますが、『おもしろい復興』をめざす人もいます。

石巻の梱包会社の今野英樹さん。

ダンボールでランボルギーニ、『ダンボルギーニ』を作った方です。
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椅子や棚、銃に昆虫、巨大野球版と、何でもダンボールで作り出してしまいます。
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ぜひ全国で導入してほしいのが避難所での仕切りやベッド。
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もちろんダンボールですから普段は畳んで置いておける。

そして女子大生とコラボして考えられたのが避難所での授乳室。

プライベートが無くなる避難所で、赤ちゃん連れの女性に優しい部屋です。

自然災害が多い日本だからこそ、経験を活かして緊急時の設備も充実するといいですね。