一昨日の NHK うたコン

メモリー
ご一緒に共演させて頂いたのは
なんと
石丸幹二様


30年以上前
ニューヨークへ初めて一人旅
その時に初めて観た
ブロードウェイミュージカル
CATS

地球の歩き方を握り締め
憧れのタイムズスクエアへ

劇場のチケットボックスへ
ドキドキしながら
並んで
やっと手に入れることができた
マチネのチケット


初めてのミュージカル

最後方の通路近く

突然 通路に
猫たちが現れた

それだけで
度肝を抜かれた

コンサートはステージ上のみで行われるもの?

そこからすでにぶっ壊されていた

ミュージカルは劇場全部がステージなんだ

猫が僕の横を通るだけで
心臓が破裂しそうなくらい
バクバクと高鳴った

英語も
ストーリーも
よくわからない

だけど

演技
ダンス
オーケストラ
照明
音響

CATSの世界に
完全に引き込まれていた

とくに
メモリーの歌

身体
歌声
表情

伝わる
響く
感じる


これが
超一流
エンターテイメント
世界の舞台
なんだ

とにかく
涙があふれて あふれて
スタンディングオベーション

今まで経験したことのない
初めてのダイナミックな感動に
全身ぶち抜かれていた

いつか
こんな世界観
表現してみたい

夢のまた夢



それが
僕の
アートへの旅の始まり


そして
CATS日本公演の
舞台に立たれていた
本物
石丸幹二さん

そんなお方と
一緒に
あの
メモリーを
歌わせていただけるなんて

僕は
物凄く緊張していた

リハーサルは

音合わせ

ランスルー


本番前に

二回

歌わせて頂いた



最初の出だし

メモリー

が二回とも歌えなかった

そしてハモるパート

木漏れ日は〜

このパートも

歌えなかった


ピッチがとれない

声が出ない


こんなこと初めて



僕は焦っていた

石丸さんに

すいません

とお詫びをした


いえいえ

とダンディーな笑顔を下さった



あの初めて観たCATS

あの頃の僕が

あのドキドキのまま

動揺している


僕は

楽屋で

練習
練習
練習

こんなことも初めて


隣の楽屋

右は上沼恵美子さん

左は石川さゆりさん


NHKホール

古いだけあって

楽屋の壁は

わりと

薄い


遠慮気味に‥




番組がはじまる直前

ステージ袖
石丸さんと一緒に登場を待つ

物凄く緊張してます

僕は石丸さんに伝えた


そんな
としさんは沢山のステージ経験なさってるから


いえ
石丸さんと歌わせて頂けるので



30年の時を超えて

今 歌う メモリー


もう開き直って

思いっきり

自分らしく

歌うしかない


だから


メモリー

最初のフレーズから

レコーディングで使った
ファルセットやヘッドボイスやミドルボイスは
使わず


チェストボイスで
思いの丈を叫ぶように

そう腹をくくった

メモリー


石丸さんは
となりで
うなずきながら
僕の声を聴いて下さっている


石丸さんの
柔らかく
包み込んでくださるような
歌声

僕は
少し安心して

こんな機会、、
すぐとなりで歌うお声をもっと感じたくて
イヤモニを片方、耳から外した


石丸さんのお声に
力強く支えて頂きながら

思いっきり歌う

あの時の僕が

叫ぶように



あっという間に

歌いきった

夢のまた夢




同じ歳
同じ千葉県出身

沢山お話しもさせていただきました

貴重な体験

石丸幹二様
ありがとうございました


うたコンスタッフの皆様、ユニバーサルスタッフの皆様
ありがとうございました


そして
こんなかけがえのない瞬間を分ちあって下さった皆さん、
本当にありがとうございました


裏話
まだまだ続く‥

🤞🏻😎