お久しぶりです。

帰って来たら街は秋っぽく。。

 

16日、仕事帰りに駅でお腹の激痛で動けなくなり救急車で運ばれ、数日後に手術して、退院しました。

 

壮絶な11日間でした。

 

わたしが患っていたみぞおちの痛みの正体がやっと分かったんです

 

胃じゃ、なかった、、

 

逆流性食道炎って言ったのどのお医者さん??

 

胃じゃない気は薄々していました。だって薬をいくら飲んでも治らないから

 

でも、どこに行っても胃酸を抑える薬が出される

 

胃が痛いんだから、胃酸でしょ。っていうのは、本当に危険です。

 

胃カメラも内視鏡検査もしました、でも、何も見つからなくて、ひたすら胃の薬。

 

ああ今なら言ってあげられる、あの絶望的な痛みの中下を向いて足を引きずるように歩いていた自分に、胃腸クリニックに這うように助けを求めて行って午後は検査で見られませんて断られて途方にくれた自分に、人に気づかれないように油汗を流しながら必死に立っていた自分に、笑っていた自分に、気を失いそうでも頑張ってた自分に

 

胃じゃないんだよーーーーー君が患っているのは

 

小腸なんだよーーー!!

 

て、今なら言える。

 

激しすぎる胃の痛みで本当に困ってる方がいていつまでもよくならないというのだったら

小腸を疑ってみてください。

 

このケースは稀だと思いますが、おそらく私と同じような人が日本のどこかにいるような気がします。

 

みぞおちとおへその間くらいが死ぬほど痛くて15分か20分くらい、何も手につかない地獄の痛みに悶絶してからすーっと治る

でもその痛みがいつくるか分からない、起きてすぐのこともあれば食事中、食前、食後、寝る前、とにかくいつも

あの恐ろしい痛みに怯えながら生活をしている人がいたら、それは胃の痛みとは限らないと思います。

 

私は最強に痛い時に搬送され、その状態でCTスキャンを撮ったことで小腸に異変があることに気づいて貰えました。

 

だから通常時だともしかしたら見過ごされてしまうかもしれませんが、とにかく胃の痛みでも胃ではないこともあることを頭に入れておいてください。

 

いやほんと、文句の一つも言いたくなるわ

「これはストレスですから結婚して子供産んだら治りますよ」と親切顔で言ってくれたおじいさん先生

うーん、随分と古いお考えをお持ちのようで。もしあのままあの薬を飲んで腸が破裂して死んでてもストレスって言えるんでしょうかね

 

私は入院して人生観が大きく変わりました。

 

同じ病室で甲状腺を患っていた素敵な奥様が、退院する時口紅をさしていたんです

 

たくさんのアレルギーを持っていて、お化粧もできない人だったけど

最後に口紅を一本引いただけで、ぱあ!!ってお花が咲いたみたいに綺麗だったんです。

 

ああ美しいってこういうことだったか

 

と思いました。

 

優しいってこういうことだったか

思いやりってこういうことだったか

感謝ってこういうことだったか

 

毎日そんな気づきの連続でした。

 

私のお部屋は癌の患者さんが多くて、それでも退院が決まった、腫瘍が良性だった、そんなことにみんなが涙して

喜んで、またどこかでね ありがとうって別れていく

 

たまにここは天国なんじゃないかと思う瞬間がありました。

 

 

 

読んでくれて、ありがとう

 

JUN