こんばんは!!
仮面女子の猪狩ともかです!
昨日放送の「ザ・ノンフィクション」
見てくださった皆さんありがとうございました。
事故にあってから現在までの1年を、
主に家族との日々を見て頂きました。
24時間勤務から帰宅し、リハビリに付き添ってくれる父。
生活面を献身的にサポートしてくれる母。
姉も兄も子どもを連れて会いに来て元気をくれます。
事故当時はきっと何も理解していないわたしに比べて、相当辛い思いをしたと思います。
今もわたし以上に大変かもしれない。
それでも当たり前のようにそばにいてくれる家族に改めて感謝の気持ちで溢れました。
自分の脚で立つことの出来ないわたしに帰る場所を、居場所をくれたメンバー、事務所の皆さんの温かさにも感謝いっぱいです。
自分がいないステージを見たとき、
「このままわたしが入らない方がいいんじゃないか。」
「わたしが加わることでかっこいい仮面女子を壊してしまいたくない。」
そう思ったこともあったし、
復帰してライブをしていても、やっぱり足も使って踊りたいと思ってしまうこともありました。
正直今もあります。
でも自信をくれるのはいつも、応援してくれるみんなの声です。
みんなの存在があるから、わたしはここにいていいんだって。認めてもらえてる、そんな風に思わせてくれます。
怪我をしてから今までわたしを知らなかった方々にも応援して頂くようになりました。
でも中には、
「事故に遭わなかったら有名になっていなかった」
「今までは無名だったくせに」
そう言う人もいます。
その言葉はその通りだと受け止めています。
怪我をしてから今までになかったお仕事を頂けているのも、「猪狩ともか」ではなく「車椅子のアイドル」として注目されているのも事実です。
人前に出ることを自ら選んでいるのだから心無いことを言われるのも仕方ありません。
でも、もしわたしが腐ってしまっていたら?
この世界に戻ることを諦めていたら…?
今と同じようにはなっていないはずです。
だからそこは自分で自分を認めてあげてもいいんじゃないかって思っています。
誰にでもキッカケはあって、わたしにとってそれが事故だった。それだけのことなんだと思います。
わたしは求められていることに全力で応えて、このチャンスをモノにしたいです。
番組内で話したように、わたしは歩けないだけではなく排泄障害もあるし、原因不明の不調が続くこともあります。
自分の身体のこと、まだわからないことが多すぎて、失敗しながら学んで、調節しながら活動をしています。
社会に出て、不便に思うこともたくさんあります。
車椅子だけでなくベビーカーを押している子連れの親御さんなどにとっても、まだ暮らしやすい社会とはまだ言えません。
設備を整えたり、物理的に変えていくことは費用も時間もかかります。
でも気遣いや理解しようとする、人の心理的なことを変えることは今すぐにできます。
障がい有り無し関係なく、お互いを認めて理解し合える社会になってほしいと心から願います。
これからの人生も楽しいことばかりじゃないかもしれないけど、たくさんの愛情を自分の力にして、1日1日を過ごせることを有り難く思って生きていきたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
猪狩ともか
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