炎でパニック留守番の小1娘。レンジでUFO事件から5年たって気づいたこと。 | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

こんにちは、さとさんです。

過去記事を掘り起こしてます。

不登校をスタートさせた小6娘が、小1だったときのことを振り返っている。

あのときの罪悪感が5年たって、繋がってきたりするんだな…


炎でパニック留守番の小1娘


そもそも、家族って何だろう?

そんな問いをもらった。

・頭が真っ白になったボヤ
・妹がイライラしなくなった
・5年立って、癒やされる気持ち


頭が真っ白になったボヤ

小6娘が1年生の時、学童保育で夏休みで出勤だった。

お兄ちゃんは友達の家に行っていて、娘一人で留守番だった。

そんなとき、事件が起こる。

カップ焼きそばが食べたかった娘は、電子レンジに入れてスタートを押してしまった。

レンジの中で火が上がる。

娘はパニックになって、それを取り出し、風呂場の前の洗面台で必死に消した。

今も床に焦げ跡が残っている。



友達の家から帰ってきたお兄ちゃんが、近くのコンビニの前で震えながら泣いている妹を見つけ、ワシに電話をかけてくれた。

親として、娘に本当に申し訳ないと思った。

命があることに、救われた。

そんな娘が大きくなり、学校に行かない生活を始め、長い時間一緒に過ごしている。

もしかすると、あの時さびしかった気持ちを取り戻すために、娘はワシと一緒に過ごしてるのかもな…


妹がイライラしなくなった

昨日、中3息子と小1妹で、ポケモンカードを買いに行った。

小1妹がやりたいって言うから、お兄ちゃんものってきてね。

車で買いに行ったとき、中3息子に聞いたの。

さと 「最近、小6姉がイライラしなくなったって、おかあが言ってたけど、どう思う?」

中3息子「ほんとだねー、そうだ。行かなくなってよかったんじゃん。おとうも、あったよ。学童保育辞めてイライラしなくなったから(笑)」

さと 「そうだよねー。」

ケンカばっかりだった中3息子と小6姉は、最近仲良くやっている。

ふと、思い出した。

まだ、一番下の娘が生まれてくる前、お兄ちゃんは妹のことを、とても面倒見てくれてた。

そして、妹はお兄ちゃんが大好きだった。


5年立って、癒やされる気持ち

なんか、こうやって振り返ると、涙が出てくる。

なんだろう?

この涙は。

随分と遠回りをしてたのかな?

いやいや、この道は通るべき道で、これから先の道にも続いているはず。

今、こうやって気づいたことがとても大切なんだな。

ワシの中で、家族という言葉を見ると、妻の笑顔が一番最初に出てくる。

その周りに、子ども達の笑顔がある。

妻が笑顔だと、家族は幸せなんだなーって、最近本当に思う。

その妻の笑顔を曇らせていたのは、自分だったんだから、情けない。

家族の中でいることの心地よさを、苦しい自分の中に見つけることができた。

それも、心の声を聴いて、素直に気持ちを伝えて、相手の話を聞く。

そんな、当たり前のことを、続けて見えてきたこと。

自分に素直になって、家族の幸せを思う。

自分を大切にしながら、家族と助け合いながら、笑っている。

あなたにとって、家族って何だろうね?